よく会社とかで、私には大概のことは分かるのよ、 あなたはこういう人でしょ?
とか、この件はこうしたらいいのよとか、言う人はよくいるが、
私に言わせれば、大体こういう人は間違う。 こういう人ってあとで自分の言ったことの答え合わせをしてるのか なと思うのだが、してたら、自分は大概のことは分かるんだから、 とはならないはずなのだが、
大体こういう人というのは、本で読んだ知識とか、 大学の授業で教わったこととかを基準に判断している、
そんなの間違うに決まってるじゃんと思うのだが、
勝海舟は、世の中の人は、 本で読んだりとか学校での知識がつくと、 自分は偉くなったと思ってるみたいだが、それは大きな勘違いだ。
本とか学校での知識というのは理屈である。現実とは違うのだ、 それが分かるようになるには社会に出て経験を経て、辛酸を舐め、 人情の機微を学ばないとだめだと言っている。
今の日本人は知識偏重主義なので、 余計に大学で勉強したから俺は世の中の大概のことは分かるんだと 勘違いしている人が多い。
大体今の日本はこういう種の人が多いから、 会社とかで迷惑を被ることが多い。 おまけにこういう人というのは得てして自分を客観視できないから 、自分が能力がないことに気づかないのだ。
よって、ずっと会社とかで迷惑かけ続ける存在となっているのだ。
だから、今の日本人のテーマとして、 こういう種の人と戦わなくてはいけないというのが、 現代日本人の問題なのではなかろうか。
世の中のことが分かるようになるには、 それなりの修行を経ないと無理だと思うのだが、 そういうこともしていないのに、 俺はひとかどの人物だと思い込む、
そんな簡単になれるわけないよということを私は言いたい。
それくらい、今この種の人が多い。
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