失敗者のパターン

人生
負ける者というのは、大阪の陣の淀君、官僚陣、建武の新政の後醍醐天皇と公家たちでもそうなのは、
どちらも相手の徳川家康、足利尊氏の方が圧倒的に優位であったのだが、
味方に大阪の陣の方は真田幸村、建武の新政は楠木正成という希代の名将、優秀なブレーンがいた。
どちらの場合も淀君、官僚陣は幸村が、後醍醐天皇、公家たちは楠木正成が献策している、ダメ出しされても、じゃあこの案はどうだとくじけることなく、
何度となく献策しているのだが、ことごとく官僚陣、公家たちがああだこうだとなんくせつけてはねのけるのだ。
このとき幸村も楠木正成の献策はことごとく正解だったのだ。もしその通りやっていたら豊臣方、後醍醐天皇は勝っていたかもしれない。
何故官僚陣、公家たちはこういったことをしたのだろうか、今では、真田幸村も楠木正成もすごい人だという評価が成立しているが、当時の官僚たちは幸村の、公家たちは楠木正成の実力を正しく把握してなかったのではないか、下手するとどちらも身分が低いので、自分たちの方が賢いと思っていたのかもしれない。
あともう一つの理由はプライドだろう、自分は官僚、公家である、普通の人ではないのだ、なのにどこの血筋だかも分からない卑しい身分のやつの言うことが自分たちのより正しいなんてあり得ないといったところではないか
今の時代だと高学歴の人でこういう人はいるのではないだろうか、こんな学のないやつが俺より上なんてあり得ないという。
そういったところが、有能な人たちの言うことに謙虚に耳を傾けさせないのだろう。
そうこれが失敗者のパターンなのだ!せっかく優秀な人が正解を教えてくれているのに、まったくバカなこと言ってと耳を傾けることなく、敗者、死への道を行くのだ。
何かに書いてあったのだが、実際会社とかで何か危機的なことがあっても、こうやって正解を教えてくれる人が出現することがよくあると言う
ただそれを上の人が聞き入れるかどうかという問題なのだ。大体は上の人にそれだけの器がなくて、敗者、失敗者となり、自分の評判を大きく下げてしまったり、会社を大きく傾けてしまったりして、敗者への道を行く人がほとんどなのだと。
失敗者というのは正解を言ってくれてもその人を正しく評価できる能力がなく、バカが何か言ってるなぐらいの評価しかできず、敗者への道を進むのだ。
こういう情景はどこの会社でも見られるのである。
なのでそうならないように人の言うことを身分が低いからとかという理由で、ばかにしないでちゃんと耳を傾けといた方がいい。失敗者にならないために。
当たり前のことだが、人を見るとき、身分とか肩書きとかで見てはならないということだろう。その人の本質を見るという。それが失敗者にならない一番の道なのではないか。

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