巨人オドーア退団から透けて見えること

時事ネタ
巨人のオドーアが開幕直前にして退団を球団に申し入れ退団となった。状況としては、オープン戦での成績などがかんばしくないと首脳陣の判断があり、開幕に2軍に行ってくれと阿部監督自ら告げて、オドーアはそれなら退団しますとのことになったとのことである。
メジャーで本塁打170本もの成績の選手である。日本人はあまりよく分かっていないみたいだが、メジャーの選手というのは、古い例で申し訳ないのだが、近鉄のメジャーバリバリのオグリビーという選手が入団したとき、そのときバリバリにやっていた、有名であるブライアントがオグリビーに対してサーと呼んで腰を低くしていたのだ。メジャーの選手の格というのはそのくらいの格であるらしい。
読売はそういう待遇、態度をしなかったのだろう。大体ニュースでオドーアが巨人に入ってヒゲ、髪を剃って、その顔のさまを阿部監督は笑いながら、
サッカーのブラジルの方の「ロナウドみたいだな、へへへ」という感じで言っていた。その態度に敬意というものは感じられなかった。そういった態度もオドーアは感じていたと思う。そういったものが積み重なって退団となったのかもしれない。
そういった読売のおごりがメジャーの選手のプライドを傷つけ、こういう開幕直前のショッキングな退団となったのだろう。
これは、読売グループの社風なのだろう。
あとこういった話しもある。巨人の菅野投手がメジャーに行こうと希望していたが、結局行かなかった、そのことをOBの角氏が明かしていたが、メジャーに行ける人というのは、一つだけ条件があるという。それは、移籍に対して、金銭とかにはこだわらない、成功できるかどうかは分からないが、挑戦してみたい、野球をやりたい。と望んでいることだという。
菅野投手は、推測によると、例えば、最低いくら出せみたいなことを言ったのではないか。だから、契約に至らなかったのでは、と角氏は言っていた。
なんか、読売グループに入るとことごとく、謙虚さがなくなるように思う。例えば、原監督とか、まだ選手時代は謙虚だと思ったが、監督になったら傲慢というか高圧的なキャラになってしまった。
これは、今話題のドラマ「不適切にもほどがある」で出てくるような、典型的な昭和スタイルであるように思う。
だから、最近のFAとかで巨人に移籍する人ってほとんどいない。今の若い人は、そういう昭和スタイルが嫌いなのではないか。とするなら、巨人は今後かつてみたいにずっと強くなることはないということになるのではないか。
今回のこの退団騒動で巨人フロントはオドーアにすごく期待していたはずだ、そして優勝も、でもこれで順位は一つ落ちるだろう。だから、優勝の可能性はかなり低くなったと見るべきだろう。
ネットニュースでは、しきりに阿部監督の断固とした態度みたいにほめたたえてマイナスイメージをどうにか払拭しようとしているが、そんなわけはない、絶対マイナスだし、失敗であるのだ。
結局この件というのは、マスコミのおごり体質により、マスコミが凋落して、人がみんな離れていき、時代に取り残されるという、一つの典型例なのではないか。

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