少し前のことになるが岸田政権時突然、岸田さんは派閥解消を行った。このことに対して世間的には岸田さんもたまにはまともなことをやるではないか。
という評価だったのではないか。
では本当に崇高な志でこれを行ったのか。
これは、私は違うと思います。
これは、安倍派清和会の影響力を潰すためにやったのだと思う。派閥が残ったままだと自分が退陣したあと、安倍派が最大派閥のためおのずから安倍派が主導権を握ることとなる。
となるとまた、左派、岸田派宏池会はまた暗黒の冷や飯食いになる公算が大なのだ。
現石破政権の後ろで糸を引いていると言われている岸田さんの願望というのは、総理大臣時代は、人事だったとのことであるが、私が思うにはもう一つは宏池会の繁栄だと思う。
岸田さんのやってきたことをたどるとその結論にならざるを得ない。
やはり安倍政権のときの屈辱があって、これを機に立ち直れないくらい潰しておきたいという強い思いの表れだと思う。一見大政奉還的施策に見え、内実はただの勢力争いなのだ。
だがこれはうまくいくのかというと、私はどうかと思う。何故なら宏池会左派政治というのは、国民に人気がないからである。
前の岸田政権には相当国民は怒っている
、経済政策の失敗が主である。
岸田首相のときの選挙はうまくだまして勝っただけで、実力で勝ったわけではない。
現在の石破政権、実質第三次岸田政権とも言われているぐらい、岸田首相時と人事(主要なポスト幹事長は森山さん、官房長官が林さん、選対委員長が岸田さんの懐刀の木原さん)、戦略がそっくりである。
戦略というのは、岸田政権の時内閣支持率がずっと低空だったのにもかかわらず、辞めずにズルズルと居座っていた。国民は辞めろと怒っているにもかかわらず、
この潔くなさを石破さんも受け継いで、衆院選に惨敗したのに、辞めろという世論なのに辞めずに居座っている。というところもそっくりだ。
今回は、国民は学習したので、自民党左派も民主党と似て国民の敵だと。もうだまされることはないと思う。前までは『悪夢のような民主党政権』であったが、いまや『悪夢のような宏池会、左派政権』と多くの国民は思っているのではないか。
主に安倍派の人たちを選挙で非公認にした。
執行部はこれを機に安倍派を潰しにいきたいのだろうが、これは副作用が大きいだろう。
保守層の人はこれに相当怒り、票がこれによって相当数逃げた。自民党はやはり負けた。さらにこのことにより、のちのち安倍派から仕返しを受けるだろう。
結局今国民に人気があるのは、保守、安倍派なので、普通にやれば安倍派に権力は移行するのだ。左派がなにあがいても所詮は戦略なので、いずれは手が尽きて負けるだけなのではと思える。この手はたこが自らの足を食べてしまっているかのようである。
それが左派、宏池会の末路ではないのだろうか。今回のこの石破政権の振る舞いは民主党の滅亡に続いて自民党左派の断末魔の叫びではないのか。
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