TBS,フジテレビが渾身の新番組をおととしの10月に放送を開始したが、共に視聴率が低調で、どちらも去年の9月に1年持たず打ち切りとなった。あとフジテレビが強力にプッシュしている「ぽかぽか」も視聴率が芳しくないとのことである。
どちらも、テレビ局がバラエティー復権をかけた番組で、自信を持って臨んだと思うが、この打ち切りはショックが業界的には大きいのではないだろうか。
理由は何かといえば、トレンドはもはやお笑いが王道ではなくなったということだろう。
時代は変わってしまって、芸人、スタッフが渾身の力を入れて作った番組は、もはや視聴者に関心をひかない、特に若者にはということだと思う。
今のトレンドは、芸人がコテコテのバラエティーをやる、笑いのためにどぎついことをやる、下品なとか、どぎつい悪口を言って笑いを取るというのは、一般の視聴者のニーズではないのだ。
今は、それよりはライトな、どぎつい笑いでなく、不快にさせない、街ブラとかそういうのがトレンドではないのか。
今の時代の象徴的なのは、松本人志氏がテレビに出なくなって久しいが、世間から松本待望論というのがほとんど聞かれないということだ。彼のどぎつい笑い系というのは、世間はあまり望んでいないのではないか。
なので、バラエティー番組のテイストをこれから変えていかねばならないのだろう。
これまでの方程式通りの番組ではこれからはダメだということだろう。
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