よくSF小説とかで、脳にICチップを埋め込んで、政府が人々を思いのままにするという題材のものがあるが、これは未来の話ではなく、もう既に少なくとも現代日本では行わなれているのだ。
どういうことかと言うと、今の日本人というのは、ほとんどの人、8,9割がマニュアル人間である。自分で物を考えることができず、何かあると自分で考えず、人に「これはどう思う？」と聞いてしまうのだ。言わば、思考的に自立していないのだ。今の日本人は大部分がこういう人である。こういう人は上に立つ人間からしたら支配しやすい。
こういう人ばかりになったのは、教育、マスコミの力によって意図して作り上げていったのだ。詰め込み教育とか管理教育とかである。詰め込み教育の目的というのは、国民を正解をすぐに教えることによって自分の頭で考えないようにさせることなのである。
あとテレビによる人はこうあるべきだと洗脳(例えば、野球選手が首になってそのあとを追うドキュメントがあるが、あれは挑戦してもこういう目にしか会わないですよという、挑戦することに恐怖心を与えるという裏目的があるのだ。)を行うことにより、人間をかなりコントロールできるのだ。
主にこの2つにより日本国民は自由に振る舞っているように思えて、かなりの部分をコントロールされているのだ。
言わば、国民みんながマニュアル人間という脳をインストールされていると言っていいだろう。
大前研一さんは頭にオウム信者のようにヘッドギアをつけられているようなものだと言っている。
国の思いのままにならないようにするためには、自分の感性で感じて、考えるという、ごく当たり前のことをする訓練をして、最初は間違えることもあるかもしれないが、そうやって感性を何年もかけて地道に磨くより他はないのである。そうしないと他の人に支配され、依存する人生になってしまうのだ。
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